【熱中症は朝食から防ぐ】あんぱんと牛乳では足りませんでした

6月の朝。息子を陸上の大会に送り出したあの日のことは、今でも忘れられません。
暑くなる季節には気をつけていたつもりでした。熱中症対策、塩分、水分…でも、ほんの一度の油断が、子どもの体にとってどれだけ大きな負担になるのかを思い知らされた出来事です。
🔸 その朝の出来事
その日は、陸上大会の朝。
慌ただしい朝に、私はいつもと違って、息子に「あんぱんと牛乳」という昔ながらのシンプルな朝食を出してしまいました。
なぜか――その日はそれだけで済ませてしまったのです。
けれど、梅雨の合間、6月半ばの曇りの日。
「今日は日差しがないから大丈夫かな」と思っていたその朝、
予想以上に気温が上がってきたのです。
応援に向かう途中、私はふと「息子、大丈夫かな」と不安になり始めました。
🔸 息子の異変
出番は午後、お弁当タイムの時、観客席にいる私を探し息子が私に「ちょっと気分が悪い」と伝えてきました。ピンときました。
熱中症の入口…まずい。よくぞ伝えてくれた!
すぐに持っていた塩分チャージを1粒渡しました。
塩分の力すごいです。その後少しお弁当を食べられ、元気を取り戻し、まずまずの成績まで残すことができました。
🔸 私のミスと学び
6月でも、必要なのは水分と塩分のバランスのとれた朝食だということを、この出来事から深く学びました。
初夏は朝晩の気温がそれほど高くない日も多いです。しかし日中は夏日、真夏日になることもあります。
この日からは、みそ汁やスープを必ず用意して送り出しています。
忙しくても、インスタントでも、塩分のあるスープを添えるだけで体の準備が整う。
「ちょっとしょっぱい朝ごはん」が、命を守るかもしれません。
🔸 朝ごはんは、親から子への見えないエール
あの日から、私はどんなに忙しくても朝の汁物を欠かさなくなりました。
子どもは「大丈夫」と言っていても、体の中では水分と塩分のバランスが崩れているかもしれません。
特に夏は、寝ている間にも汗をかいているため、朝ごはんでのリカバリーがとても大切。
あんぱんと牛乳だけでは、初夏から夏にかけてのの体を守れないのです。
🔸 最後に
私の失敗を誰かのヒントにできたらと、この記事を書いています。
子どもたちの体調管理の第一歩は、毎日の朝ごはんから。
「熱中症は朝食から防ぐ」という意識で、塩分・水分・栄養を届けていきたいですね。
そして、失敗したからこそ学んだことが、次に生かされると信じています。
どうかあなたの家庭でも、ほんのひと工夫で子どもたちを守ることができますように🍲